お見送り

2011-04-10-Sun-12:35
海王丸
4月9日、海王丸の長距離航路出航のお見送りをしてきました。
ハワイへ行くという実習です。
先の震災では小名浜へ宿泊場所の提供をしたりと忙しいスケジュールのなか、
予定通りの出航となりました。

停泊しているのは見たことありましたが、
出航するところを見たのは初めてです。
以前、あこがれが入港するところは見たのですが、
バックで入港したのには驚きました……。

マストがあるのに後進してるのは、えぇ…シュール。
動画が残っていたので、ご参考に。(Picasaに保管)

私たちは、内部見学の抽選もかけず、
船の科学館でボランティアをしている
元日本丸の船長さんの解説を聞きながらお見送りしました。

[信号旗は奥が深い?]
帆船はなぜ走るのか、からはじまり、
海王丸の動きにあわせてその都度、解説してくれていました。

中でも、信号旗の意味はなるほどなるほど、という感じでした。
トマス・キッドがヒィヒィ言っていたのを思い出しますねぃ。

まず、右手の青い旗。
「私は24時間以内に出航しますよ」という事。
信号旗
左手の3つの組み合わせは
U W 1
UW1 1は返礼。
船の科学館からU W(安全を祈る)
に返礼しているのだそうです。

それぞれのマストに付いている旗にも役割があります。
旗
フォア・マスト(一番前)には行き先の国旗を
メーン・マスト(真ん中)には社旗
ジガー・マスト(一番後ろの縦帆)には出発地の国旗を上げます。
ちょっとこの辺聞き逃した!

この日、半旗を上げていました。
半旗の上げ方も、一番上まで上げてから、半分までおろすそうです。

いよいよ出航準備です。
はしけが引っ込められたらもう、閉鎖空間に…おううう…。

いつが出航時刻となるか、というと。
係留してあるロープが全部外されたとき
もしくは、
錨が上げられたとき、なんだそうです。

所定の位置に付くわけですけれども、班ですべて配置場所が決まっており、
誰がどこに居るかすぐ分かるようです。
だから、サボれない。団体行動ですねぇ。
整列
いざ、マストに登るわけですが、
帆走中は必ず風上側から登ります。
配置場所へ
風でシュラウドに押しつけられるので、落下防止になるからです。

登しょう令では陸側が人気のポジション。
陸側人気
お別れする人に見てもらえるし、家族、カノジョのために場所交換したりあるようですよ?

一番人気なのは、バウスプリットの先端!
こえええ…。
ごきげんよう!
音頭を取るので一番目立っています。
海の人間は裸足の生活。
展帆作業も裸足。ひええええ…。

ごきげんよう!!
長い航海、ご無事で。

今回は、風も強いし、雨も降っているし、ということで、
どうも、登しょう令をやらないかも…?と判断に迷っていたようですが、
無事何事もなく行われました。
また、雨天用のオレンジの作業衣だったので見やすかったです。

この後、出航の汽笛が3回鳴らされました。
長音 ブーブーブー で「行ってきますよ」だそうです。
同じように科学館側からも返答するのですが、
近くにいた小学生が大役を務めていました。
ボタン押すだけでも緊張していたみたい。
良い経験できたなぁ。

で、むやみやたらにブーブー鳴らしていると、大変なことに。
短音 ブブブで「私はバックしますよ」という合図になり、
周りの船が驚いてしまいます。
「行ってきますよ」も、国際的に規定されているわけではないので、
やたらめったらならさないようです。
と、思ったら近くにいた貨物船も3回長音ならしていました。
もしかしたら、卒業生が乗っていて、鳴らしてくれていたのかも…と良い船乗りの妄想。

元船長さんが心配しているのは、
四方を海に囲まれている日本なのに、船乗り、日本の船が少ないこと。
もし、何かあったときに自由に使える船が本当に少ない。
また、貨物の取引も釜山などが中心になってきているとのこと。
ここらへんは、私たちがすぐに、どうこう出来るわけではないけれど、
心にとめておいた方が良いかもしれませんね。

と、長いようで短かった解説付き見送り会は、本当に勉強になりました。
ありがとうございます。

素材感謝 Suiyu's Web 素材Labo

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